関係各位
一般社団法人日本ドッヂビー協会
代表理事/理事長 小笠原 位
日本ドッヂビー協会 資格認定制度改定の概略について
標記の件について2024年10月より資格認定制度を改定いたしますので概略を説明いたします。
はじめに、認定資格取得者の状況について~
新型コロナウイルスの影響で大会・講習会/イベントなど全ての動きが止まった2020年から自粛解除後、この1年ぐらいの状況についてご説明します。
基礎段階の普及員(キッズリーダー)はそもそも永年資格のため、統計上では減ることはありませんが約900名から伸びなやみ、間近に見えている4桁の大台が遠く感じています。
第2段階になるD-TR(ディスクドッヂ指導・審判員)はメインの資格となりますがこちらも減少の一途をたどっており、最盛期の150名から現在では約70名弱と半減しました。
もう一つのG-TR(ゴールドッヂ指導・審判員)に至っては2019年度にテキスト類を完成させ、講師役の訓練や講習シミュレーションを重ね、あとは認定講習会の開催を目論んでいたところに新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発出され、社会活動が完全に止まった結果、現在まで一度も資格の認定講習会開催ができておらず、資格者はいない状況です。
次に、昨今の社会情勢より~
第2段階の資格における頒布グッズは資格制度を開始した2010年ごろの設定から一部アイテムの変更はありましたが、費用関係に変更はなく実施してきましたが、ここ数年で資材・物流・サービスなどなど、あらゆる物価が上昇していることからグッズ類の収支がまったく成り立たない状況となっています。
また、急速なデジタル技術の発達やリモートやオンラインの一般化をはじめとする働き方の変革など、環境変化への対策を講じる必要があることは議論の余地がない状況です。
これらの状況を鑑み、認定資格制度の大幅な改定をおこなうことといたしましたので謹んでお知らせいたします。
【第1層】ドッヂビー普及員資格について
1)呼称にキッズリーダーを使わず、ドッヂビー普及員とします。
これはキッズリーダーという言葉から「中・高校生など、子供のリーダー?」との質疑を以前より多く受けていたことがあり、この機会に判り易くする目的で変更をします。
2)できるだけ早い時期を目指し、基本的に<Web講座>にシフトする予定です。
早ければ2025年度初頭より、遅くても2026年度初頭までには稼働するべく、既に準備を開始しています。
これは、本来あるべき長年の懸案でした「全国どこでも受講できる機会」を実現させる仕組みを構築するということになります。
※)ただし、リアルの講習会を廃止するということではなくご依頼・ご要望があればドッヂビー普及員認定講習会を実施します。
3)ドッヂビー普及員証の発行料を¥1,000とします。
いままで同様に強制ではなく、希望者のみへの発行です。将来、<Web講座>になった時にも受講者で希望があれば普及員証を発行する予定ですが手続きの詳細は現状、未定です。
【第2層】ディスクドッヂ/ゴールドッヂ指導・審判員資格について
1)総額¥15,000 ➡ ¥10,000に減額します。
ただし合格時、配布していたグッズは一切、廃止となります。(希望があれば有償にて提供します)
2)G-TR(ゴールドッヂ指導・審判員資格)はD-TR(ディスクドッヂ指導・審判員資格)と同額、同条件です。
※)員証カード(写真入りプラカード)は発行されます。
【第3層】ディスクドッヂ/ゴールドッヂA級審判員資格について
※)当初、想定していたA級の指導員資格は今回の改定で撤廃します。
協会が認定するA級資格は審判のみとして早急に実態があるものとすることを目指します。
現状、A級審判の認定手法や手続きなど具体的な内容の発表ができる段階にはありませんが今、説明できることは過去の審判従事の実績を数値化して受講資格とすることを基本要件に実績がある資格者様には協会事務局より連絡のうえ、A級資格の取得意思の有無を確認した上で「有志を集める資格認定講習」といった手続きを想定しています。
審判従事の実績を数値化することについては過去のDBJA主催大会のディスクドッヂ部門におけるD-TR資格者の基礎データは保管されていますので早急に資料確認の上、集計作業を進める所存です。
以上が今回、改定の概略となりますが【第1層】【第2層(D-TR)】の講習内容に変化はありません。
今後、詳細が決まり次第、あらためて発表いたしますので関係各位にはご理解・ご協力を賜りたく、何卒、宜しくお願い申し上げます。
代表理事/理事長 小笠原 位