Unified Flyingdisc Sessionの策定について
(1)DBJA理念 と 障がい者Pの発足
競技志向のスポーツ実践者のみならず、レクリエーション志向のスポーツ実施者にも焦点を当て、スポーツに親しむ人・機会を増やすことを理念として活動する【日本ドッヂビー協会(以下DBJA)】は障がいのある方々も私たちの活動において対象であることを念頭に障がい者プロジェクトを設置、第1回検討会の資料には以下の通り、記載されました。
日本ドッヂビー協会(DBJA)は2016年3月に一般社団法人の登記をいたしました。 それと同時に向こう4か年(2016-19年)の活動計画を策定しましたが、その計画の一つに【障がい者におけるドッヂビーの有効活用推進プロジェクト】をDBJAに属する全メンバーで構成する形で立ち上げ、将来的な重要課題と位置付けました。 |
(2)時代背景
近年、東京2020オリンピック・パラリンピック開催の影響もあり、パラリンピックが脚光を浴び、「障がい者スポーツを通じた共生社会の実現」という言葉が溢れています。しかし、パラリンピックが脚光を浴びることによって、競技性が高く、高度な技能を身につけたパラリンピアンに注目が集まりますが、一般社会における障がい者のスポーツ活動には目が向けられないという現状が専門家によって指摘されており、パラリンピアンと一般の障がい者との間に乖離が生じて、障がい者と出会った健常者に戸惑いが生まれてしまう可能性もあるのではないでしょうか。
(3)Unified Flyingdisc Sessionの策定
4か年計画の最終年となる2019年に開始するDBJAの新たな主催行事は基礎的な講習要素からアソビ型の練習を経て、ゲームの体験機会までパッケージング化した、大会でも、講習会でもない、新形態となるフライングディスクの習得イベントです。(4)策定にあたっての検討事項
1)シリーズ・イベントとしてロゴ化 〜 UD採用/シリーズ訴求2)実施する内容のパッケージング化 〜 ドッヂビー チャレンジ サーキット
3)判り易く説明する手段の追求 〜(参加者へ対して)UD採用パネル作成
DBJA-障がい者Pの本格的kickoff事業となり、初開催は2019年2月9日(土)
BXホール(文京区)で実施します。今後、シリーズ開催を標榜しますが、立上げ初期は障がい者の方が日頃から接している皆さんと一緒にグループになって、ドッヂビーをはじめとしたフライングディスクで楽しんでいただくことからスタートしたいと思います。
(5)ドッヂビー協会なのに?
ドッヂビーは高い安全性を有し、誰もが、手軽に、楽しめるディスクです。また、DBJAが推奨する公式4種目(ディスクドッヂ、ゴールドッヂ、ドッヂディスタンス、ディスゲッタードッヂ)は競技レベルや志向によって選択することができ、これまで様々な意味で障壁を感じていた方々に対しても親しみやすいスポーツになっているものと自認していますが、障がいをもつ方々に、より広範に対応するには使用ディスクをあえてドッヂビーに限る必要なし、との判断からイベント名称は "Flyingdisc"としました。
(6)障がい者P 〜 今後のミッション
今後、『UFS』をできるだけ数多く、シリーズ的に、開催し続けることで1 -> DBJAおよび関係者における『ノウハウ』の蓄積
2 -> 障がい者スポーツ分野における『人脈』の蓄積
3 -> パッケージング化による実施コンテンツの適正評価とより良い取捨選択
(7)障がい者Pの目標
『UFS』の成果として目指すのは、DBJA公式4種目のUnified大会を開催すること。<Unified大会 -> 障がい者と健常者の区分けなくおこなうドッヂビー大会>
★障がいのある方も、ない方も、より多くの人々に統合的にドッヂビーをきっかけにフライングディスクを楽しんでもらうこと。
(8)DBJAの目標
協会が主催するすべての大会には『障がい者部門』は存在せず、全種目に、当たり前に、障がいを持った参加者がいる。ことの実現。★日常生活の中で楽しむことのできるフライングディスクの新たな遊びや種目を創造して提案することを通じて、本当の共生社会の一助になること。
◎大会の案内はこちら[PDF]
◎参加エントリー用紙はこちら[xlsx]